Based on True Stories

ペンタゴン・ペーパーズ

<予告編> ストーリー:ベトナム戦争中の1971年、ニューヨークタイムスにある記事が載る。 "History of U.S. Decision-Making Process on Viet Nam Policy, 1945-1968" と呼ばれる政府の機密文書、ベトナム戦争に至る政府のあきらかになっていなかった活動や…

グレイテスト ショーマン

公式> ほとんど予備知識なく見たけれど、ああ、こういう映画だったんだね。実在人物ベースで奇想ショービジネスを主催する男の一代記でありつつ、今の時代へのメッセージである「ノーマルとアブノーマルなんてない、自分は自分であれば」という話だったんで…

タクシー運転手 約束は国境を越えて

公式> ストーリー: 1980年春、ソウル。妻をなくして娘を1人で育てる個人タクシー運転手、キム(ソン・ガンホ)は10万ウォンで光州往復の客をゲットする。ドイツ人ジャーナリスト、ピーター(トーマス・クレッチマン)だった。光州市に近づくと様子がおかし…

1980年代韓国、2本

今日の2本の映画、1980年代の韓国が舞台だ。ざっとおさらいすると、1979年に、それまで16年ほぼ軍事独裁政権をしいていた朴正煕大統領が暗殺され、民主化をもとめる市民の抗議活動が活発になる。1980年5月に軍部内のクーデターで主導権を握った全斗煥が戒厳…

日本のいちばん長い日

予告編> 世界大戦末期、天皇が降伏の決意を御前会議で表明してから、一方では相手国に文書で伝え、一方では国民にラジオ放送で伝えるまで、1945年8月14日から15日までを追った集団劇だ。当時の東宝の勝負作だからオールスター編成。主役級が漏れなくという感…

ランナウェイズ

予告編>Full Movie> ガールズバンドのはしりランナウェイズ 。1970年代後半に日本で巨大なブームとなり、それに味をしめた日本の興行主たちによって、定期的に不思議な海外ガールズユニットが投入されることになった。Shampoo、Taboo、もっと前だとシンディ…

アイ、トーニャ

公式> それにしてもアメリカ映画の実話モノの多さはなんなの? 前からか? 違う気がする。いわゆる「良作」枠(大作やジャンル映画じゃなくインディーやアートムービーでもなく…)に、近過去の実在人物をモデルにしたエンタメものがやたらありませんか?当コ…

ビッグシック

公式> ストーリー:シカゴのアパートメントに友だちと住むクメイル(クメイル・ナンジアニ)はスタンダップ・コメディアン。でも生活費はUberの運転手で稼いでいる。クメイルはパキスタン移民の子。郊外の実家はあんがいリッチそうで、兄夫婦と両親とときど…

ゼロ・ダーク・サーティー

予告編> 『デトロイト』見てからさかのぼってみた。ビンラディンを「発見」して暗殺へ持ち込んだCIAの女性捜査官(ジェシカ・チャスティン)を主人公にしたキャサリン・ビグローの前作だ。前半は、捜査官がいる中東チームがひたすらにデータと格闘しながら、…

デトロイト

<公式> ストーリー: 1967年、デトロイト。黒人コミュニティと治安機関の緊張感は限界に近づいていた。臨界点に達した群衆は火を放ち、商店の略奪をはじめる。市警だけじゃなく州軍やとなりの州警察も投入されて街は戦場のようになる。でも少し離れたシアタ…

フォックスキャッチャー

予告編> ストーリー: デイヴ・シュルツとマーク・シュルツは1984LAオリンピックのレスリングで兄弟そろって金メダルを獲得した。でもアマレス選手のその後はきびしい。つぎのソウル準備に困っていたマークにいいオファーが来る。アマレスに情熱を持つ富豪、…

バリーシール 

公式> ストーリー:バリー シール(トム・クルーズ)はTWAのパイロット。安定の暮らしだ。でも知らない男が持ちかけた話にのってかれの人生は変わる。CIAの雇われになり、中米反政府ゲリラの基地を空撮したりゲリラに武器を輸送したり、いつの間にかコカイン…

あの頃ペニーレインと

予告編> ストーリー:1970年代前半、カリフォルニアののんびりした街で育つ少年ウィリアム。飛び級になるくらい頭はいいけど、どうもまじめすぎる。お姉さんは逆に自由がほしいお年頃。支配的なお母さんと喧嘩してさっさと家を出てしまう。出がけに弟に託し…

キャロル

公式> ストーリー:1950年代前半、NY。デパートのおもちゃ売場で働くテレーザ(ルーニー・マーラ)の視界にかがやくようなゴージャスな美女があらわれる。いかにも上流階級のひとのような彼女、キャロル(ケイト・ブランシェット)は娘のためにおもちゃを探…

リアリティのダンス

公式> アレハンドロ・ホドロフスキー。当ブログでは代表作はおいといて、『サンタ・サングレ』を紹介している。あと本人の作品じゃないけれど『ホドロフスキーのデューン』は彼がどんな感じの人だったのかよくわかるドキュメンタリーだ。バイオはこちらをど…

ワイルドスタイル/ストレイトアウタコンプトン

参考> 公式>みなさまご無沙汰です(>時系列で読んでくださってる皆さま)。今年はまずここから。 年明け、故大瀧詠一のラジオ音源を聴いていた。晩年にはほとんどミュージシャンをやめてしまっていたかれだけど、音楽史家としてときどきNHKでポップスヒスト…

JIMI 栄光への軌跡

公式> ジミ・ヘンドリックスがメジャーデビューし、モンテレーフェスで伝説のライブを見せるまでの日々。それはかれにひきつけられて、かれをささえる女性たちとの日々だった。ひじょうにあっさりした映画。ジミ自身、わりともの静かで繊細なキャラとして描…

野火

予告編>必読系参考> 塚本晋也の作品って、半分くらいしか見てない僕の印象ですまんが、いつも象徴劇のふんいきがある。特殊効果で人体の変容をリアルに描いても、「実物と見間違う」ようなものじゃなくて、なんというのか、絵画みたいに体験される。これがほ…

裸のランチ

予告編> 1991年公開。これ当時見に行った覚えがある。ストーリーはほとんど覚えてなくて、ぬるぬるしたクリーチャーのビジュアルだけ頭にあった。で、久しぶりに見返したら、また同じものだけが頭に残った。それも当たり前で、乱暴にいってしまえば、そもそ…

危険なメソッド

予告編> ストーリー:チューリッヒの医院の副院長カール・ユング(マイケル・ファスベンダー)のもとへ若いヒステリーの女性ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)が入院してきた。彼女はある性的な嗜好をもっていて、それを抑圧していた。ユングは、当時の先端で…

RUSHーラッシュ

公式> ストーリー:1976年F1シリーズ。下のクラスにいたころからライバルだったイギリス人ジェームズ・ハントとオーストリア人ニキ・ラウダは、浮き沈みはあったものの、マクラーレン、フェラーリという有力チームのドライバーになっていた。享楽的でドライ…

ウルフ・オブ・ウォールストリート

公式> 第86回、作品賞/監督賞/主演/助演男優賞/脚色賞どれもノミネートだけ。巨匠スコシージの作品だけど無冠におわった。この作品、とにかく主人公が濃いわけだ。カリスマかつジャンキーかつむちゃくちゃな成り上がり経営者、とにかく自分もまわりもや…

最強のふたり

公式> ストーリー:妻をなくし、パラグライダーの墜落事故で首から下が麻痺した富豪、フィリップ(フランシス・クリュゼ)は新しくケアスタッフをやとう。はなから不採用のつもりで面接にきた失業中のアフリカ移民ドリス(オマール・シー)のストレートな口…

アメリカン・ハッスル

公式>(英語版。日本語版なくなってる…..)ストーリー:架空の融資話で手付金をだまし取る詐欺のアーヴィン(クリスチャン・ベール)とシドニー(エイミー・アダムス)。FBIに逮捕された2人はエージェント、リッチー(ブラッドリー・クーパー)に司法取引を持ちかけ…

ヤギと男と男と壁と

予告編> ジョージ・クルーニー。ゴージャスな容姿とかなりアクティブな社会派としての活動。リベラルなハリウッドスターは珍しくないけれど、日本にはこのバランスはあまりいない。ミュージシャンにはけっこういるのに俳優には少ない。ま、日本の役者さんテ…

127時間

公式> ダニー・ボイルの映画、よく考えると『トレインスポッティング』以降見ていなかったんだった。それでもイギリスの監督ではとにかくニュースが多い人なのはたしかで、スラムドッグもそうだし2012年はオリンピックの開会式演出で話題になっていましたね…

『マネーボール』

公式>予告編> ここでのホフマンはGMビリー・ビーン(ブラッド・ピット)と対立する昔気質っぽいベテラン監督。よく審判に猛抗議して出っ腹をぶつけるみたいなアレだ。GMがおす選手をぜったい使わず、選手起用はオレのテリトリーだ、とあごを突き出す。でもGM…

ラスベガスをやっつけろ & GONZO

参考(imdb)>GONZO公式> まずはジョニー・デップのファンで未見の人がいたら見るべきだな!有名な「デップのハゲ姿」のインパクトはおいといても、デップという役者のある面がわかるだろう。そもそも彼のこの役への入れこみは半端じゃなかったそうだし、役作…

ザ・ファイト ー拳に込めたプライドー 

imdb> 最初に言います。これ『ザ・ファイター』と間違えて借りました。。。ほんとはクリスチャン・ベールの変身っぷりが見たかったのだ。DVDが高速回転を始めてもまだ気がつかなくて、ドイツ兵たちが弾幕のなかで銃を撃ちまくるあたりでおかしいなと思いはじ…

剣岳 点の記 木村大作

公式> これはビッグスクリーンで見るべきだったんだろうね。というのもやはり主役は壮大な風景で、ドラマの部分はあまりにもコクに欠けるからだ。朴訥でありながら信念の人である主人公(浅野忠信)チームと、イヤミなライバルのようでいて最後には讃えあう…