2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

天才マックスの世界

予告編> これ見たのにすっかり忘れてたな....主人公はわりとお坊ちゃんな高校に通う、あまりリッチじゃない家の子。学業はてんでダメで、その代わり無数の校内クラブの部長だ。実業家である同級生の父親(ビル・マーレイ)は、妙に彼に共感して、年の離れた友…

野良猫ロック 女番長/野良猫ロック ワイルドジャンボ

予告編> 日活のサイケ&ポップカルチャー&無軌道青春モノ。どうみてもかわいい梶芽衣子、范 文雀、それに一人だけ人種がちがうような体つきの藤竜也。当時っぽいファッションとかバンドのライブシーンとか、『女番長』では大根っぷりがまぶしい和田アキ子の…

おおかみこどもの雨と雪

公式> ふしぎな脚本ではあった。でも泣けた。気持ちよくね。よかったのは親子三人が雪の山を駆け回るシーンだった。親が、とくに母親が全開で子供と走り回れる時期なんてホントに短い(スポーツしてれば別だけど)。その一瞬のかがやきを祝祭としてテレもな…

さんかく

予告編> ストーリー:同棲しているカップル(高岡蒼甫・田畑智子)のところに彼女の妹(小野恵令奈)が夏休みに遊びにくる。無邪気をよそおいつつ何げに女を全開にする妹に、男はあっという間にはまる。妹が田舎に帰っても気持ちはおさまらずに、その勢いで女と別…

闇の列車、光の旅

予告編> 列車の屋根に無賃乗車して貧しい人々が旅をする。『天国の日々』もそうだった。旅が帰る場所のあるものだとすると、これは旅じゃないかもしれない。違う世界に脱出するために彼らは屋根に乗る。『天国の日々』の舞台は90年前。アメリカでは歴史上の…

ヤギと男と男と壁と

予告編> ジョージ・クルーニー。ゴージャスな容姿とかなりアクティブな社会派としての活動。リベラルなハリウッドスターは珍しくないけれど、日本にはこのバランスはあまりいない。ミュージシャンにはけっこういるのに俳優には少ない。ま、日本の役者さんテ…

ミッドナイト・イン・パリ

公式> 奇跡みたいに才能が集まる一瞬がある。トキワ荘なんてそうだ。それから、ボサノヴァが誕生した時のリオの一角。中上流の坊っちゃま嬢ちゃまがサロン的につるんで音楽や詩を披露してる中に、たまたまジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョ…

2013年たなおろし

このブログ、見たのにエントリーにしていない作品がけっこうあるのだ。2013年も終わりに近づいたことだし、そのなかからいくつか、棚おろし。

シン・レッド・ライン

予告編> 『最前線物語』とくらべるとこの映画の不思議さがよく分かる気がする。まず脱走兵たちの開放感にあふれた平和な日々から始まる。メラネシアの穏やかな海と穏やかな人たちがパラダイスみたいに映される。彼らが仕方なく部隊に戻るところからやっと物…

最前線物語- The Big Red One -

予告編> 従軍経験があって、ノルマンディー上陸にも参加した監督サミュエル・フラー。この映画のなかの歩兵戦の戦場は、いつも砂塵や硝煙でまわりがよく見えない、轟音で声も聞こえない、しまいには接近しすぎてどっちにいるのかもよく分からない敵と撃ち合…

きっとここが帰る場所 ーThis must be the placeー  

公式> ストーリー:シャイアン(ショーン・ペン)は元ロックスター。すべてに気力をうしない、引退同然で、消防士の妻とダブリンの豪邸でくらしている。なぜか現役時代のゴスっぽいメイクと格好のままでショッピングモールにでかける。そんな彼にチチキトク…

17歳の肖像[An Education]

予告編> 年に300本以上見るという居酒屋店員の女の子が絶賛していたこの映画、なんか主人公の子がぴんとこないなと思いながら2回見てからやっと気がついた。どう考えても女子映画だったのだ。だってこれ、17歳の女の子の愚かさを全肯定する話なんですもの。…