2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋日和

佐分利信主演シリーズ。 いうまでもなく、ヒロインの結婚をめぐって上世代のおっさんはじめみなさんが忙しく動き回るはなし。 何度見てもあきがこない奥深い味わいにはおどろかざるをえない。そして佐分利信。「彼岸花」とくらべて、こちらの佐分利はより無…

彼岸花

佐分利信主演シリーズの1本。 佐分利信のこの重量感。生身ながら大魔神のような重量感だ。この重量感こそ、今の日本のショウビジネス界にもっとも欠けているものだ。三船敏郎はもちろん、若山富三郎や、そして佐分利信のような、ずっしりとした存在感のある…

ナイスの森

http://www.nicerainbow.com/2006年公開か・・・・なんというか微妙な年月が経過した今レビューを載せることになにか意味が。 まあいいや別に。 これを見て一番に思うのは日本における「クリエーター」の立ち位置である。この映画、3人の監督のショートスト…

クワイエットルームへようこそ

公式> これは状態の悪い人にとってはかぎりなくキツい映画なんじゃないかなあ。 心療内科の閉鎖病棟の中をコメディとして軽く、ドライに、ポップに、多分アンリアルに描いているけれど、基本的に救いは用意されない。しかも後半に行くほど主人公(内田有紀)…

運命じゃない人

http://www.pia.co.jp/pff/unmei/cast.html なかなかの佳品。 軽いクライム・ムービーにラブコメ風味あり、男の友情あり、というのが材料。 時間軸を複雑にしたり、視点を複雑にしたり+・・・というトリッキーな脚本とテンポの良さが調理法。 「パルプ・フ…

デス・プルーフinグラインドハウス 

http://www.grindhousemovie.net/ アメリカンお馬鹿映画のアイコンがぎっしりという感じで、妙なところが笑えたりする。 なかでも後半でてくる女の子の一人が意味もなく(いちおう説明されていたような気はするが)チアリーダーの格好でそこら中を歩き回って…

ザ・ロイヤル・テネンバウムス

ウェス・アンダーソン2001年作品。英エンパイア誌の「The 500 greatest movies of all time」でも意外に上位に来ていておどろいた。 ちなみにこのランキング、写真・コメント付きで力がはいっているわりにものすごく見にくい。紹介記事のほうがよっぽど見や…