カメラを止めるな!



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これはもうね、当ブログでもなんども書いている「映画をつくることの映画」のおもしろさそのものなわけです。その入れ子っぷりが2重どころか4重にまでなってるところを、それもちゃんと見せるところが痛快なんだよね。最終的にはドキュメンタリックになってくるわけで。上田監督が「三谷幸喜が先生の1人」だというのはじつによくわかる。直系は映画について描いた『ザ・マジックアワー』より『ラヂオの時間』かもしれない。三谷の映画はじつをいうとそれ以外あまり見ていないけれど、『王様のレストラン』だっていろとりどりの変わった人物たちが、それぞれの事情や欲望をぶつけあいながらも、最後はチームとなって何かを作って、ひとに提供することの話だった。そういう空気は共通のものをたしかに感じる。
■画像は予告編から引用