天才マックスの世界

<予告編>
これ見たのにすっかり忘れてたな....主人公はわりとお坊ちゃんな高校に通う、あまりリッチじゃない家の子。学業はてんでダメで、その代わり無数の校内クラブの部長だ。実業家である同級生の父親(ビル・マーレイ)は、妙に彼に共感して、年の離れた友人になる。マックスは校内の幼年部で教える若い先生に恋をする....このマックス君的キャラクターって何なんだろう。ある種の、世界に居心地の悪さを感じる人たちの思いというか、あり方をコメディの主人公に仕上げている。
そして....すまん、あんまりよく覚えていない。そんなに印象に残らなかったのだ。ラストはマックス君が舞台劇を演出して父兄や先生の前で上映する。その後『ザ・ロイヤル・テネンバウムス』でも『ライフ・アクアティック』でも主人公たちの居場所をわざと舞台セット風に見せていたウェス・アンダーソンだけど、ここでは舞台そのものとしてシーンを作っていた。