2010-01-01から1年間の記事一覧

サイドウェイ 

公式> これはまた、なかなか微妙な感慨を起こさせる一本だった。設定だけとれば、フィクションらしいフィクションだと思う。カリフォルニアのワイン産地、サンタ・バーバラ郊外を舞台に、独身中年のふたり旅。一人はもてない小説家志望、もう一人は売れない…

ヘルボーイ・ゴールデンアーミー

公式>(日本語公式ないの?) ヘル・ボーイの原作コミックは1冊だけ持っている。『CONQUERE WORM』翻訳版だ。作者マイク・ミニョーラはギコギコしたシンプルな線と、スミベタの使い方が特徴の画風で、コミック1冊だけから判断するとモンスター+ミリタリーコ…

アズールとアスマール

公式>(必見!) 今回まで4回ほどシリーズ的にフランスのコミック/アニメ系映画を取り上げてみた。どれもメジャー公開されたものだし、ふつうにレンタル屋にもある(アルザックはのぞく)、っていう意味ではこの世界の入り口みたいなものでしょう。ちなみに…

ゴッド・ディーバ 

公式>(めまいがするほど情報量がすくないナイスなサイト!) この日本公開時のタイトル『God*Diva』はどうなんだ。原題『Immortal』がわかりにくいということなんだろうけど、B級感と頭の悪そうな感じが漂いすぎる。ディーバて。ヒロインはひとことだって歌…

アルザック・ラプソディー 

だいたいメビウスというのはどう語ればいいんだろう。 知っているひとからすればいちいち紹介するのも野暮な存在だし、興味がないひとにとって、ちらっと耳にするチャンスはほとんどない。「…ウルトラマン?」くらいの存在だ。去年来日してシンポジウムに参…

ベルヴィル・ランデブー

公式>(あれ、フラッシュ見られない?) フランス製のアニメーション、その世界もフランスならではだ。マルセイユだかなんだかのような急な坂道のある港町。自転車。やがて自転車競技、ツール・ド・フランスへと話は広がる。そして古いショービジネス。古臭…

ライト・スタッフ 

参考> 公開から25年以上たって、もう立派な旧作ですね。てか古典かなあ。監督のフィリップ・カウフマンはこの作品や『存在の耐えられない軽さ』を撮っていた80-90年代が全盛期だった。たぶん。 1947年から1963年のアメリカ、初めて水平超音速飛行に成功して…