ステイ・フレンズ




予告編
ストーリー: LAのウェブデザイナー、ディラン(ジャスティン ティンバーレイク)はNYの人材スカウト、 ジェリー(ミラ クニス)の紹介でGQの編集部に入る。仕事友だちだった2人はムラっときたのがきっかけでセフレに。その後もチャットやセックスを楽しむ2人だけれど、じつはどちらも性格に問題ありで恋人とどうしてもいい関係がつくれないのだった…
セックスフレンドからはじまる友情。NYとLAのカルチャーギャップネタもおりまぜて、フラッシュモブも要所に見せて。主人公は ミラ クニスとジャスティン ティンバーレイク。ミラは『ブラックスワン』の黒鳥、というか主人公のライバル役のひと。ジャスティンはキャラクターからするとマッチョ過ぎて、童顔とのバランスもヘンだ。だいたいウェブデザイナー経由、ファッション雑誌のアートディレクターなんだよ。あれ、編集長だっけ? NYが 舞台だから はお上りさんテイストもじゃっかんかもし出すんだけど、こういうキャリアの人にしてはお堅いスーツだったり妙にトラッド調の野暮ったいカジュアルだったりで、なんだからしくない。ミラがキレのいい可愛さタイプだから、少しもさっとさせるバランスなのかね。
話はそれぞれの親との問題に広がっていき、2人とも親との葛藤がいまの「この感じ」につながってるところがていねいに描かれる。「この感じ」の殻をやぶろうと決心できるのもそれぞれの葛藤にすこし光が見えるからなのだ。ディランの同僚でオープンなゲイ役のウディ ハレルソンが味わい担当。なかなかいい。