キングスマン・ゴールデンサークル




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ストーリー:いまやいっぱしのエージェントになったエグジータロン・エガートン)。きょうもど派手なカーチェイスをキメ、あざやかに敵を振り切った…はずだった。ところが新たな敵が現れる。本部も仲間も全滅させられたエグジーとマーリンは秘密指令に従ってロンドンからケンタッキーに飛ぶ。バーボンの蒸留所にアジトはあった。アメリカ版キングスマンと出会った2人はさらに信じられない人に会う。前回、確実に死んだハリー(コリン ファース)が療養していたのだ…
前回『キングスマン』と同じで、イギリスのかっこいい男たちが間抜けな、または悪どいアメリカ人相手にキレのいいアクションで世界を救う話。テンポはいいし画面は今風だし、それなりに楽しめるのは間違いない。今回はドラッグ摂取がどのくらい罪なのか、みたいな大麻合法化とかも受けたテーマをわりと正面から攻めてもいる。
例によって、ベタなまでにアメリカをこき下ろす。アメリカ人たちはヤボなテンガロンハット姿でイギリス人はびしっとスーツ姿。そして強い。敵役もまたアメリカ人だ。単純に見ればイギリスのアホ層大喜びのつくり。そのへんをメタ的に見てるパロディって感じでもないんだよなぁ…でも泣かせのシーンでイギリス人が歌うのは"カントリーロード"なのだ。
なぜか重要な役になるエルトン・ジョンの使い方はちょっとすべってる感じがした。アクションはすべてCGである事をまったく隠そうとしない『300』直系。カーアクションも実写パートはわずかだと思うとどんなに派手でも『ベイビー・ドライバー』 みたいなはらはらがない。