夕陽のガンマン

<予告編>


だいぶ前にみたからあんまり覚えてないな。まあ古典の名作だし。主演モンコ役のクリント・イーストウッドはともかく、助演モーティマー大佐役のリー・ヴァン・クリーフ、彼の役はモンコのライバルの賞金稼ぎで射撃の名手。これがなかなかの存在感で格好いい。実は監督はヘンリー・フォンダはじめ何人かの候補にふられて結局彼に決めたみたいだけど(あやうく『ウエスタン』になるところだった!)、ちょっと奇妙な顔相もふくめて一度見たら忘れない存在感だ。役どころとしても途中からモンコの相棒となって2人でギャング団を追い詰め、腕に関してはまったく主役にひけをとらない、というなかなかいいポジションなのだ。黒ずくめの衣装やオリジナルっぽい銃身の長い拳銃も含めて、次元大介がもうすこしルパンと対等になっている感じかな。

イタリア製ウエスタンだからあたり前だけど、敵役インディオジャン・マリア・ヴォロンテ)が、どういう意味でインディオなのかよくわからないけれど、どう見ても古代ローマ人みたいな雰囲気なのがおかしい。すくなくともネイティブアメリカンモンゴロイドフェイスとはぜんぜん違うしね。