エイリアン2 監督ジェームズ・キャメロン

<参考>
押井は作品に何の関係もないけれど、本の中で絶賛していたから見た。当時はエポックメイキングな映像だったということなんだろうけど、これも『アヴァロン』とおなじ「いま見てもなあ」の典型。しかもこっちは1986年公開だ。特撮特撮した部分も結構目立つし、ドラマ自体は稚拙なので、クラシックにはなりにくいだろう。エイリアンの見せ方も驚かせテクの教科書みたいにあれやこれやと盛りこんであるんだけど、ラストの「まだまだ安心するには早いぜ」シーン、エイリアン第1作へのオマージュなのはわかるが、さすがにしつこかった。メイキングではジェームズ・キャメロンがビジュアルオタク風にこだわる人なのがよくわかった。模型の車両では軽さがそのまま出てしまってるのがご愛嬌。
追記。忘れてたけど、エイリアンの巣のネバネバ感はよかった。膜っぽい組織に人間がとり込まれるあの感じ。元祖がこれなのか?だとしたらけっこうエポックメイキングかも。