ケモノヅメ 監督 湯浅政明


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これ、DVDがレンタル店に途中までしかなくて、物語のこれから、っていうところまでしか見ていないから、非常に中途半端感があるのだ。 世界としてはかなり好み。お話は、「昔から存在した食人鬼の一族(普段は人間の格好で、なにかのトリガーで変身し怪物状になる)と、それを倒すことを使命にしてきた鬼封剣の一派との戦い+許されぬ恋」というところ。
人物のデフォルメは、監督の前作『マインド・ゲーム』を製作したStudio4℃の『鉄コン筋クリート』に似ている。ただもっとラフな線で「大人」な感じの絵作りだ。背景は、たまに写真をフォトショップ加工しただけの時があって、たぶん手間は少ないはずだけれど、意外に効果的だ。この手法、他ではアクセント程度にしか見たことがない。あれが一般的になってしまうとやっぱり飽きるんだろうか。 回によって作画監督が違うということらしく、担当者によってかなり絵にブレがある。初回あたりはかなり格好よかったけれど、ときどき全くダメっぽい時も。BGMはジャジーでなかなかだ。