撮り方・見せ方・イメージ

ゼロ・グラビティ

公式> 見に行った。IMAX3D。ツタヤ旧作なら22本借りられる。でもこの映画、1年後にツタヤで22回借りるより劇場で1回見る映画なのは間違いない。 じつをいうとあまり書くことがないのだ。映像のプロや宇宙技術に詳しい人なら、撮り方のこと、科学ネタのリアリ…

裏切りのサーカス

予告編> この密度感。これだけ情報量が凝縮された映画はそうそうない。そしてひたすらなシブミ。抑制が効きに効いた無駄のない描写。派手なギミックが一切ないエレガントな画面(CGはもちろん使われてる)。原作はジョン・ル・カレの名作だ。 ストーリー :…

バンカーパレスホテル

参考(imdb)・予告編> かなりひさしぶりにみた。BD(フランス・ベルギー中心のアートコミック)作家、エンキ・ビラルの初期の監督作品(1989)。そのあと『ティコ・ムーン(1997) 』というひんやりしたなかなかいい作品を撮っている。このブログではそのあとの…

エンター・ザ・ボイド

公式> ノエという監督は、観客に普通の劇映画を見るときよりも、もっと直接的な「体験」をさせたいと考えてるタイプなのかもしれない。結果的に体験として深く強く残るかはまた別。普通の劇映画だって一生忘れられないようなシーンがあったり人生観が変わる…

プレイタイム

見ればみるほど不思議な、伝説のコメディ。パリの空港と街中のある一昼夜をえがく。前半は無機質な現代都市の中でひとびとが動き回り、主人公ユロ(タチ)はところどころで顔を出してうろうろする。後半は本日開店のゴージャスなナイトクラブが舞台。開店時…

イリュージョニスト 

この映画はジャック・タチというコメディアン/映画作家の存在によって意味付けられているから、もしぜんぜんタチを知らないとしたら少しもったいない(参考HP)。脚本はタチの未発表脚本がベースになっている。まあ映像だけでも十分楽しめるけどね。タチは1…

雨月物語

参考> 名作温故知新月間、はじまる(ひっそりと)。1本目はあまりといえば名作。名作すぎていまさら何か付け加える世界でもないんだけど、まあ。 で、こういう映画を見ると「日本の風景」ってたしかに変わったんだなとしみじみ思う。宮川一夫撮影による名シ…

パリ20区、僕たちのクラス

公式> ぼくたちは、教師が生徒に生身でぶつかっていって、生徒たちの個人的な悩みや葛藤に真摯に向き合ったり、やむにやまれぬトラブルに頭を抱えたり、おもわず人間的な弱さをあらわにしてしまったり・・・という、それもわりあいに良質なドラマを子供の頃…

シングルマン

公式> この映画、第一印象でいうと『ガタカ』にすこし似ているかもしれない。画面から徹底してノイズを取り除いてエレガントなものだけで統一するところや、必要以上にエモーショナルにならない抑制の効いた演出や、「水」や海のシンボリックな使いかたや、…

ガタカ

この辺で!>このまえ、ひさしぶりに見返した。1997年公開。ま、ふつうに名作ですよねいまさら言うまでもなく。この映画、SFのある撮り方のクラシックといってもいいんじゃないかと思う。 ストーリーはすごくモラリスティックで、一言で言えば生まれじゃない…

アヴァロン

参考> いま見ると、非常に微妙な後味になるのはしょうがない。やっぱり2001年に見るべきだったんだろう。いまさら、当時の表現レベルでこの映画がどのあたりのポジションにいたかなんて分かりようもない。この映画の価値はCGと実写とアニメーションの境界が…

ヘルボーイ・ゴールデンアーミー

公式>(日本語公式ないの?) ヘル・ボーイの原作コミックは1冊だけ持っている。『CONQUERE WORM』翻訳版だ。作者マイク・ミニョーラはギコギコしたシンプルな線と、スミベタの使い方が特徴の画風で、コミック1冊だけから判断するとモンスター+ミリタリーコ…

アズールとアスマール

公式>(必見!) 今回まで4回ほどシリーズ的にフランスのコミック/アニメ系映画を取り上げてみた。どれもメジャー公開されたものだし、ふつうにレンタル屋にもある(アルザックはのぞく)、っていう意味ではこの世界の入り口みたいなものでしょう。ちなみに…