アニメーション

ピンポン

公式> ストーリー:おさななじみのペコとスマイルは卓球仲間。陽性で天才肌のペコと無口で感情を見せないスマイル、なぜか2人そろって、図抜けた才能のもちぬしだった。江ノ島が見える高校の卓球部員になった2人。2人をそれぞれに教えみちびこうとする老人た…

百日紅

公式> ストーリー:江戸時代末期。絵師、葛飾北斎と娘お栄は、居候の善次郎、子犬と長屋で暮らす。注文に応えてひたすら絵を描く日々だ。絵なら描けないものはないような北斎だがお栄も美人画では北斎も認めるくらい腕がある。お栄の母、おことは近所で別々…

コングレス未来学会議

公式> ストーリー:色々あって売れなくなったかつての人気女優、ロビン・ライト。古い付き合いのエージェント(ハーヴェイ・カイテル)が持ってきたのは映画会社からの残酷なオファーだった。彼女のすべてを3Dスキャンしてモデル化し、そのバーチャルな女優…

つみきのいえ

Movie> 加藤久仁生による短編アニメーション。これもアヌシーで最高賞を受賞している(アメリカ、アカデミー賞のアニメ部門も)。しんみりとしたいい話だ。海面上昇を物語の背景にしつつ、それをうまく舞台装置にして、ある老人の人生の回想を、垂直的な空間…

コララインとボタンの魔女

予告編> ストーリー:いわくありげな築150年の家に引っ越してきた少女コラライン。パパもママも仕事が大変で相手をしてくれない。上の階にはネズミのサーカス団長、下の階には太った元ショーガール2人が住んでいて、近所には口の悪い少年がいる。退屈しきっ…

メアリー&マックス

公式> ストーリー:1970年代。メアリーはメルボルンにすむ貧しい少女。たまたまみつけた名前と宛名にメアリーは手紙を出してみる。友だちがほしかったのだ。手紙がついたのはニューヨークに住む孤独な中年マックスだった。マックスも人との交流が苦手で友だ…

ショート・ピース

公式> 全体コンセプトがやっぱりどうなのかと。「日本」て。そら日本でしょう。じゃあ日本を見せたいのか、日本に向き合いたいのか、昔の日本だと日本ぽいのか。あとづけのコンセプトぽいからしょうがないだろうけど、つけるなら煮詰めようよ。このオムニバ…

ユメ十夜

予告編> オムニバスつながりでちらっと。原作は夏目漱石のショート・ショート集。「こんな夢を見た」ではじまって、漱石が見たという体でイメージを拡げる。ここで全文よめます。十夜を十人の監督がそれぞれアレンジして、ある人はほとんど原作どおり(たと…

おおかみこどもの雨と雪

公式> ふしぎな脚本ではあった。でも泣けた。気持ちよくね。よかったのは親子三人が雪の山を駆け回るシーンだった。親が、とくに母親が全開で子供と走り回れる時期なんてホントに短い(スポーツしてれば別だけど)。その一瞬のかがやきを祝祭としてテレもな…

カラフル

公式> ここで丹念に描かれている世界。母親がうざい、汚らしいものに見えて、許せなく、無性に辛くあたる中3男子。ま、たしかにそういう時期はあったよ。それこそ中3の時そうだった。だからこの感じは「あったね、たしかに」の世界ではある。今見てどっぷり…

トイ・ストーリー3

公式> いや、じっさい泣いた。『Cars』もよかったしなピクサー。 ストーリー:『トイ・ストーリー』から約10年、おもちゃたちの持ち主アンディは高校を卒業して大学に入るため家をでることになって、おもちゃたちは岐路に立たされる。捨てられるのか、屋根裏…

マインド・ゲーム

公式> 湯浅政明の『ケモノヅメ』『四畳半神話体系』どちらもけっこう好きだ。ラフな画風で、奇妙で暴力的でスタイリッシュな『ケモノヅメ』、うってかわって整った線と装飾的な画面で京都の大学生たちをかわいく描いた『四畳半』、どちらもいまの日本のアニ…

イリュージョニスト 

この映画はジャック・タチというコメディアン/映画作家の存在によって意味付けられているから、もしぜんぜんタチを知らないとしたら少しもったいない(参考HP)。脚本はタチの未発表脚本がベースになっている。まあ映像だけでも十分楽しめるけどね。タチは1…

戦場でワルツを

公式>これは特殊な映画だ。ドキュメンタリー+アニメーション+シュールな映像詩で、作家の戦争体験の告白・告発でもある。イスラエル人の監督アリ・フォルマンは、レバノン内戦中の1982年におこったサブラ・シャティーラの虐殺のとき、兵士としてそこにいた…

ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション

公式>これはぜんぜん予備知識なしで見た。短編のオムニバスDVD。ちょっと面白かったので動画付きでご紹介しましょう。 カナダ人のアニメーター、クリス・ランドレスと先輩アニメーターのライアン・ラーキンの作品が入っている。ライアンは1960年代後半に20代…

スカイ・クロラ

公式> 監督はなんどもこの作品は「お仕事」だという。原作、脚本をあたえられて、キャッチーなアニメ表現を求められて、得意の兵器シーンも十分見せてね、という条件のなかで割りきって作る。そのなかで「ヨーロッパ映画的な空気感をだした」と監督はいう。…

アヴァロン

参考> いま見ると、非常に微妙な後味になるのはしょうがない。やっぱり2001年に見るべきだったんだろう。いまさら、当時の表現レベルでこの映画がどのあたりのポジションにいたかなんて分かりようもない。この映画の価値はCGと実写とアニメーションの境界が…

アズールとアスマール

公式>(必見!) 今回まで4回ほどシリーズ的にフランスのコミック/アニメ系映画を取り上げてみた。どれもメジャー公開されたものだし、ふつうにレンタル屋にもある(アルザックはのぞく)、っていう意味ではこの世界の入り口みたいなものでしょう。ちなみに…

アルザック・ラプソディー 

だいたいメビウスというのはどう語ればいいんだろう。 知っているひとからすればいちいち紹介するのも野暮な存在だし、興味がないひとにとって、ちらっと耳にするチャンスはほとんどない。「…ウルトラマン?」くらいの存在だ。去年来日してシンポジウムに参…

ベルヴィル・ランデブー

公式>(あれ、フラッシュ見られない?) フランス製のアニメーション、その世界もフランスならではだ。マルセイユだかなんだかのような急な坂道のある港町。自転車。やがて自転車競技、ツール・ド・フランスへと話は広がる。そして古いショービジネス。古臭…

ケモノヅメ 監督 湯浅政明

公式> これ、DVDがレンタル店に途中までしかなくて、物語のこれから、っていうところまでしか見ていないから、非常に中途半端感があるのだ。 世界としてはかなり好み。お話は、「昔から存在した食人鬼の一族(普段は人間の格好で、なにかのトリガーで変身し…

人狼 監督 沖浦啓之

公式> むかーし、東京都写真美術館で、これの設定資料や原画を展示していたような覚えがある。パラレルワールド的な1950年代の東京にちょっと技術世代としては合わないハイテクギミックぽいものがまじる世界。正直このトーンは好きだ。手描きセルアニメでほ…

ベクシル 監督 曽利文彦

公式> 絵はフルCGにアニメ的輪郭をつけて従来のアニメファンになじみやすくしたという『Appleseed』の手法の洗練で、キャラ造形が弱くて(デフォルメに今ひとつクセがなくて)ゲーム画面的になっている部分と、メカや背景があまりにCGぽくていまひとつスリル…

パプリカ  監督 今敏

公式> 同じ時期に見た、青春ノスタルヂアモノの『時をかける少女』はちょっと入り込めなかったけれど、こちらはずっと年を食った世界であり、設定であり、つまりおっさん向けである。筒井康隆お好みの映画の引用と夢の融合。引用される映画はすべて遠い昔の…

カーズ

http://wdshe.jp/disney/special/cars/index.jspDVDにはキッズシールが貼ってあったけれど、キッズ向けの部分と、キッズを映画館に連れて行くパパ向けの部分とちゃんとバランスが取れていて、もちろんストーリーは絵に描いたような気持良い展開で、大人が見…