つくること・つくるひとの映画

ブギーナイツ

予告編> ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)の1997年公開作品。ひさしぶりにみたけれど、いい映画だなあ。好きだこれ。「映画を撮ることの映画」シリーズのひとつ。…ふと思ったんだけど、たいていの映画作家たちは、わりとじぶんたちを「弱者」の立場に見…

ルビー・スパークス

公式> ストーリー: 10代でセンセーショナルなデビューをかざった作家カルヴィン。いまでも彼と彼のデビュー作はそれなりに人気だ。でも作家はその後10年長篇が書けないでいる。自分の何が問題なのかいまひとつはっきりしない彼は夢で理想の女性と出会った。…

ロスト・イン・ラ・マンチャ

予告編> こちらは撮影延期や中止話がやたらと多いテリー・ギリアム師のドキュメンタリー。僕は彼の『ラスベガスをぶっとばせ』とか『ローズ・イン・タイドランド』とか大好きだ。逸脱していくものへのかぎりない愛情と共感に満ちている。でもものによっては…

ことの次第

予告編> ヴェンダース、1981年の作品。 ストーリー:アメリカのプロデューサーに雇われたドイツ人監督がポルトガルロケで古いSFのリメイクを撮ろうとする。カメラマンはハリウッドのベテラン(サミュエル・フラー)だ。ところがすぐにフィルムがもうないことが…

桐島、部活やめるってよ

公式> 予告編や映画のビジュアルを見ていて、クレジット的には主人公あつかいの前田(神木隆之介)が、「目」の役なのかと思っていた。息を殺して、いやな関心が自分に向かずに一日が終わる…それだけを祈る、教室内の弱者。そんな弱者でありつつも、意外に透…

ライフ・アクアティック

予告編> 漫画っぽい絵やギャグ、シンメトリーな背景の真ん中に役者を正面から撮る肖像写真みたいな構図。わざと作り物っぽくしたセットや特撮。ディズニー制作のこの映画は、それこそピクサーのアニメみたいに、子供にもキャッチーな映像のなかで、大人のし…

エグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

公式> 前回につづいてアートモノのドキュメンタリー(いちおう)フィルム。『ハーブ&ナンシー』がわりあいかちっとした、というのはちゃんと作品として売りに出ているアートピースをふつうに金を払って買う、という作品と受け手の関係を描いていた映画だっ…

ハーブ&ドロシー

公式> NYにすむ老夫婦に何年か密着して撮ったドキュメンタリー。ちょこんとしたおじいさんと、ちょっと足が不自由になったかれをささえて歩く聡明そうなおばあさん。二人と猫が住んでいるアパートはなんだかごちゃごちゃとして、とてもトレンドやハイカルチ…

ニッポン建設映像祭 番外編

主催者web> 今回はちょっと変わった映像について書きましょう。この前見に行ったのでね。これまでに何度かおこなわれていたイベントで、評判だったから一度見てみたかったのだ。 「建設映像」というのは、事業者や建設会社が自分のプロジェクトの記録を短編…

僕らのミライへ逆回転

公式ないので参考(imdb)!>> レンタルビデオ店の店員が、テープから消えてしまったハリウッド名作を仲間だけでリメイクするというこの話、かなり濃いめの映画愛の映画だ。泣ける映画愛映画の古典といえば『ニューシネマパラダイス』につきるが、この映画、と…

ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション

公式>これはぜんぜん予備知識なしで見た。短編のオムニバスDVD。ちょっと面白かったので動画付きでご紹介しましょう。 カナダ人のアニメーター、クリス・ランドレスと先輩アニメーターのライアン・ラーキンの作品が入っている。ライアンは1960年代後半に20代…

ザ・マジックアワー

公式サイト三谷幸喜の「映画愛」がナイーブなまでにストレートに表現された1本。ただ、その愛は、女あしらいの上手な男というより、不器用な純情男の片思いのような気がする。お勉強はよくできるのだが・・・こういったらものすごく失礼なんだが、三谷幸喜と…

フィッツカラルド

映画の舞台、イキトスの映画紹介ページ映画史上には何人もの「バカ一代」タイプの監督、「バカ一代」ものの映画がある。F・コッポラもかなり「バカ一代」指数が高い監督といえるだろう。しかしこの「フィッツカラルド」はその指数の高さにおいて映画史上にさ…