つくること・つくるひとの映画

ピアノマンと派手な衣装と(その1 ロケットマン)

<公式> ストーリー:レジーは軍人の家に生まれた。夫婦の仲は冷たく、父も母もじぶんを愛していない、そんな家のぱっとしない子供だ。でもピアノの才能はあった。バンド活動をしていた青年レジー(タロン・エガートン)は若い作詞家バーニー(ジェイミー・ベ…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

<公式> ストーリー:1969年、LA。リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)はそろそろ落ち目のTVスター。西部劇ヒーローやFBIモノなどタフな役で人気だったけれど、最近はかませ犬的な悪役が増えてきた。クリフ・ブース(ブラッド・ピット)は専属のス…

マックイーン モードの反逆児

<公式> アレキサンダー・マックイーン(リンクはGQの紹介ページ)。彼の名を冠したブランドは、創業時からのパートナー、サラ・バートンがクリエイティブ・ディレクターをつとめる。本作はマックイーンの青年期から死までを残された映像とあたらしく撮ったイ…

ファントム・スレッド

<予告編> ストーリー:レイノルズ・ウッドコック(ダニエル−デイ ルイス)は高級オートクチュールのデザイナー。ロンドンにあるメゾンは主人である彼とマネージメント担当の姉シリルとベテランの女性スタッフが働く。リゾート地のレストランでウェイトレス、ア…

ペンタゴン・ペーパーズ

<予告編> ストーリー:ベトナム戦争中の1971年、ニューヨークタイムスにある記事が載る。 "History of U.S. Decision-Making Process on Viet Nam Policy, 1945-1968" と呼ばれる政府の機密文書、ベトナム戦争に至る政府のあきらかになっていなかった活動や…

カメラを止めるな!

公式> これはもうね、当ブログでもなんども書いている「映画をつくることの映画」のおもしろさそのものなわけです。その入れ子っぷりが2重どころか4重にまでなってるところを、それもちゃんと見せるところが痛快なんだよね。最終的にはドキュメンタリック…

動いている庭

公式> これはだいぶ説明が必要な1作だ。ドキュメンタリー作品。たぶんそうそう見られない。DVDにもなっていなさそうだし、商業映画館で掛けるようなものでもないし、「知られていないけどじつは面白い!」みたいな小さな小屋主が上映してみたくなる佳品とい…

パターソン

公式> ストーリー:パターソン(アダム・ドライヴァー)はパターソン市に住むバスの運転手。毎朝歩いて職場に通い、夕方には帰る。クリエイターになりたい可愛い奥さんとフレンチブルドッグが待っている。パターソンは1冊のノートを大事に持ち歩いている。日々…

ブリグズビー・ベア

公式> ストーリー:沙漠の中の一軒家にすむ青年ジェームス(カイル・ムーニー)の日課は毎週とどくTV番組『ブリグズビー・ベア』を見て、その世界を研究すること。ネット仲間との番組ネタのチャットも楽しい。そんな日常は急に終わる。かれは幼いころに今の…

ナイトクローラー

公式> ストーリー:うだつがあがらない青年ルイス(ジェイク・ジレンホール)は交通事故現場を通りかかり、そこに群がる映像ジャーナリストに引きつけられる。エグければエグいほどいい値がつく映像。ルイスは安いビデオカムを買い、警察無線を傍受して自称…

オラファー・エリアソン 視覚と知覚

公式> デンマーク生まれの現代アート作家、エリアソン。2008年、かれのプロジェクトがマンハッタンで実現する。WATERFALLSという、イーストリバー沿い4カ所に人工の滝を作る、市をまき込んだビッグプロジェクトだ。クリストを思わせる、都市の風景にそれなり…

シングストリート

公式>ストーリー:1985年、ダブリン、アイルランド。ぼんぼん学校にいた15歳のコナーは、家計がくるしくなって学費の安い男子校シング・ストリート校に転校させられる。そこは絵に描いたような監獄学園だった。転校早々ぼろぼろのコナーは学校の前でいけてる…

バクマン

公式> ストーリー:2人の高校生(神木隆之介・佐藤健)が原作+作画コンビでプロ漫画家をめざします。めざすは週刊少年ジャンプの連載!あこがれのヒロインや同年代のライバルや同じ夢を追いかける仲間たちもあらわれて… というわけで、けっこうな評判を耳に…

脳内ニューヨーク

予告編> ストーリー:舞台劇の脚本・演出家の生涯。奇妙な大河ドラマ。ものすごくミニマルな1人の男の生活を描くのかと思わせる出だしから「あれっ?」という勢いで時間が加速し始める。マルケスの小説を思い出すような時間の進みっぷり、といいたいところだ…

ONCE ダブリンの街角で

予告編> ストーリー:ダブリンの路上で、ギター弾き語りで歌う男。ロンドンで夢やぶれて彼女もなくして帰ってきたかれだった。1人の女の子が足を止めた。ほんの小銭を投げ入れた彼女は、かれの身の上をやたらと根掘り葉掘りききはじめる。「なんだこいつ」と…

百日紅

公式> ストーリー:江戸時代末期。絵師、葛飾北斎と娘お栄は、居候の善次郎、子犬と長屋で暮らす。注文に応えてひたすら絵を描く日々だ。絵なら描けないものはないような北斎だがお栄も美人画では北斎も認めるくらい腕がある。お栄の母、おことは近所で別々…

毛皮のヴィーナス

公式> ストーリー:マゾッホの小説『毛皮を着たヴィーナス』を舞台化する脚本・演出家。主演女優オーディションの終わりに1人の女優が駆け込んできて、帰ろうとしていた演出家はしぶしぶつき合うことにする。なんだか無遠慮で品がない女優は、舞台に立つと一…

ワイルドスタイル/ストレイトアウタコンプトン

参考> 公式>みなさまご無沙汰です(>時系列で読んでくださってる皆さま)。今年はまずここから。 年明け、故大瀧詠一のラジオ音源を聴いていた。晩年にはほとんどミュージシャンをやめてしまっていたかれだけど、音楽史家としてときどきNHKでポップスヒスト…

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

公式> ストーリー:携帯の電波もはいらない田舎にすむ和合家。ホラー漫画を描く高校生の妹(佐津川愛美)の目の前で両親がトラックにひかれた。葬儀の日、4年前に女優をめざして上京した姉(佐藤江梨子)が帰ってくる。妹はおびえたようすだ。炭焼きを仕事に…

日々ロック

公式> ストーリー:いじめられっ子の拓郎(野村周平)は高校の同級生と結成したスリーピースバンドでロックにつかる日々。拓郎たちがいそうろうするライブハウスに来たスーパーアイドル咲(二階堂ふみ)は下手だけどストレートなかれらの歌になんとなく惹か…

地獄でなぜ悪い

公式> ストーリー:映画バカの高校生 平田(長谷川博己)は生涯の「この1本」が撮れる日を夢見て映画仲間たちと過ごしていた。そんな時血まみれでふらふら歩くヤクザ池上(堤真一)にあいカメラを向ける。 池上は敵の組長を仕留めに入って女房(友近)に散々にや…

はじまりのうた

公式> ストーリー:NYの小さなライブハウスで歌うシンガーがいる。「今日友だちが聴きに来てるんだけど、ステージで1曲歌ってもらってもいいかな?」ためらいがちだった彼女は弾き語りで歌いはじめる。でも客たちはおしゃべりに気持ちがいっている。さえない…

裸のランチ

予告編> 1991年公開。これ当時見に行った覚えがある。ストーリーはほとんど覚えてなくて、ぬるぬるしたクリーチャーのビジュアルだけ頭にあった。で、久しぶりに見返したら、また同じものだけが頭に残った。それも当たり前で、乱暴にいってしまえば、そもそ…

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 

<公式> ストーリー:20年前にバードマンというヒーローもので大人気だったリーガン(マイケル・キートン)はいまでは半分過去の人。NYの名門シアターでレイモンド・カーヴァー原作の文学劇を演出・主演でやり、演技派に脱皮したい。でもプレミア直前に相手…

ホドロフスキーのデューン

公式1>公式2>公式がなぜか2つある!映画作家ホドロフスキー。『エル・トポ』『ホーリー・マウンテン』で欧米で注目のクリエイターになった彼に、フランスのプロデューサーが新作をオファーする。1975年、ホドロフスキーが選んだのは名作SF、『デューン』だ…

江分利満氏の優雅な生活

予告編> う〜ん、写真が地味だな。しかも上のときたらお母さんは三白眼、むすこは銃撃されたのかぐったりして、これじゃ日本の庶民版『グロリア』かと思ってしまうやろ。もちろんぜんぜんちがうし、だいたいお母さんがかまえているピストルは息子のおもちゃ…

監督失格

公式> ストーリー:AV女優、林由美香の主演作でデビューした平野勝之監督は,1996年の夏に2人で自転車に乗って北海道を目指すたびに出る。旅の記録は映画になって残り、2人の距離が離れてからも、なんとなくな友人関係はつづく。2005年、久しぶりに彼女を主…

スイミング・プール

予告編> フランソワーズ・オゾン。ノーマークだったなぁ。見たことなかった。で、2作つづけて見た。公開順と違うけれど、まずこちら(以下、ややネタバレかも?)。 ストーリー:シリーズもののミステリー小説の人気作家サラ(シャーロット・ランプリング)…

ブギーナイツ

予告編> ポール・トーマス・アンダーソン(PTA)の1997年公開作品。ひさしぶりにみたけれど、いい映画だなあ。好きだこれ。「映画を撮ることの映画」シリーズのひとつ。…ふと思ったんだけど、たいていの映画作家たちは、わりとじぶんたちを「弱者」の立場に見…

ルビー・スパークス

公式> ストーリー: 10代でセンセーショナルなデビューをかざった作家カルヴィン。いまでも彼と彼のデビュー作はそれなりに人気だ。でも作家はその後10年長篇が書けないでいる。自分の何が問題なのかいまひとつはっきりしない彼は夢で理想の女性と出会った。…